先輩に連れられてある御葬家に集金へ行った時、
おばあちゃんが支払いをしながら、それも何万円という単位ではなく、
何十万、何百万という金額を払いながら「ありがとうございました」と
「お世話になりました」「貴方のおかげで
非常に気持ちも安らいでおじいちゃんを送ることができました」
と涙を流しながら渡していたんです。
普通は、お金をいただく人が「ありがとうございました」と言うんですけれど
お金をいただきながら相手からお礼を言われている…
それを横で見ていて「こんなに感謝される仕事があるのか」と思ったんです。
昔から親には、人に喜ばれる仕事をしなさいと言われていました。
自分でも仕事をするならこれだと
これしかないという気持ちで
3年くらいそこで葬儀の勉強をして 仕事を辞めて葬儀社を始めました。
それが、私が葬儀屋さんを始めた理由です。